増築未登記の中古戸建を購入する際のリスクと注意点

query_builder 2023/09/01
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増築未登記の中古戸建(一戸建て住宅)を購入する際のリスクはいくつかあります。増築が正式に登記されていない状態で物件を購入すると、将来的に法的・建築的な問題が起こる可能性があります。


以下、増築未登記に関するリスクについて説明をいたします。

1.  法のリスク

増築が登記されていない場合、土地の所有権や建物の構造に関する情報が不明瞭になる可能性があります。増築した際の法的な所有権が明確でないと、他の関係者が所有権利を主張したり、増築部分に対して法的紛争が発生する可能性があります。

2.  建築基準 不適格のリスク
増築が未登記のままである場合、増築部分が現行の建築基準に適合しているかどうかが不確定です。地域の建築基準や法規制に抵触している場合、将来的に市役所などの公的機関から建築基準法に適合するよう是正を求められる可能性があります。その場合、建築物の改修や取り壊しが必要になる可能性があります。

3.  市場価値の低下
増築が未登記のままの場合、正式に登記されていない増築部分は、物件評価や売却時の価値評価に影響を与える可能性があります。正規の登記が行われていないため、不動産市場での評価が低下する可能性があります。

4.  金融機関 融資不可
購入検討物件で増築未登記部分が発覚した場合は融資を受ける際に金融機関は正しい物件の評価や安全性がわからず融資を断られる可能性があります。増築未登記の増築部分がある場合、金融機関が融資を制限する可能性があり、増築登記をすることが条件に付加されたり、増築登記によって現行の建築基準法に抵触してしまい既存不適格とみなされ融資が下りない場合がございます。

5.  保険の問題
増築が正式に登記されていない場合、保険会社が建物の保険を提供する際に問題が生じる可能性があります。増築部分に対する保険の適用や補償が不確定となる可能性があります。

増築未登記の中古戸建を購入する際には、必ず不動産専門の不動産業者に相談し、法的な観点や建築の問題について詳細な調査を行うことが重要です。建築の正確な状態を把握し、将来的なリスクを考慮した慎重な対応が求められます。

代表取締役  鈴木 世輝
埼玉不動産売却査定相談室/セリマザイタク(カ
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