今回は土地の区画形質の変更について解説をいたします。
1. 区画形質の変更とは
都市計画法において、無秩序な開発を規制するために開発許可の制度を設けておりますが開発許可の対象となるのが「土地の区画形質の変更」となります。
土地の区画形質の変更とは、宅地造成だけでなく、道路の新設などを伴う土地区画の変更、農地から宅地への変更などを含む広い概念となります。
2. 区画形質の変更に該当するもの
不動産の区画形質の変更は、土地や建物の物理的な特性を変えることではなく、通常は土地の区分や利用方法を変更することを指します。例えば、再建築に伴い1つの土地を複数の区画に分割する場合や、土地利用の用途を変更する(農地→宅地)場合に該当します。これは、都市計画法や地方自治体の条例に基づいて行われるプロセスです。
区画形質の変更には、土地の盛り土・切り土により土地の形状を変更すること、又は土地利用の変更や建物の配置変更、それに伴う分筆(1つの土地を複数の区画に分割すること)、合筆(複数の土地を1つにまとめること)などが含まれます。これらの変更は、周辺環境や地域社会への影響を考慮し、都市計画や規制に沿ったものであることが求められます。
3. 地域による法令規制
土地の区画形質の変更は、市町村の開発課窓口で具体的な指導要網を確認することができます。再建築に伴う確認の場合は事前に不動産会社や工務店を通すことで、担当者が建築予定の状況を詳しく伝えた上で適切な確認を取得してくれます。
不動産の区画形質を変更する際には、地域の都市計画や建築基準に従った手続きや規制が存在します。地方自治体の許可を得るために、申請をする所有者は詳細な計画や変更内容を提出し、関連する手続きを遵守しなければなりません。
代表取締役 鈴木 世輝
埼玉不動産売却査定相談室/セリマザイタク(カ
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